米国務長官、イスラエルによるガザ地区での軍事作戦“規模縮小を”
アメリカのブリンケン国務長官は20日、記者会見し、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区での軍事作戦の規模を縮小させる必要性を改めて訴えました。
アメリカ ブリンケン国務長官
「紛争の激しさがより低い段階に移行することは明らかであり、移行する必要がある」
ブリンケン国務長官は会見で、イスラエルによる軍事作戦について、イスラム組織ハマスの幹部に的を絞った攻撃に規模を縮小すれば、「民間人の被害は大幅に減る」と強調しました。
一方、ウクライナへの軍事支援の予算について「必要な資金は、ほぼ底をつき時間も残りわずかとなっている」として、議会に対し追加予算を早急に承認するよう訴えました。
アメリカ議会は、与野党の対立から追加予算案の年内承認を断念していて、年内にも予算が枯渇する可能性が高まっています。