英テロ “実行犯は「イスラム国」戦闘員”
イギリス・ロンドンの中心部で男が人を次々と刺し5人が死傷した事件で、過激派組織「イスラム国」系の通信社が先月30日、実行犯は「イスラム国」の戦闘員だと伝えた。
この事件は先月29日、ロンドン橋近くの建物でイギリス中部に住むウスマン・カーン容疑者(28)が刃物で5人を次々と刺し男女2人が死亡したもの。
カーン容疑者はその後、橋の上で警察官に射殺されたが過去にテロを企てた罪で服役し、去年12月に釈放されていた。
こうした中、「イスラム国」系の通信社が30日、「実行犯は『イスラム国』の戦士の1人」と伝えた。「イスラム国」と戦うアメリカ主導の有志連合の国民を狙えという呼びかけに応じて襲撃を実行したとしているが、関与を示す具体的な証拠は明らかにされていない。
事件の現場となったロンドン橋では2017年6月にも8人が死亡するテロ事件が発生していて、この時も「イスラム国」が関与を主張している。