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漁船5隻連行 ロシア“未申告タコ6トン”

2019年12月19日 0:50

北方領土の歯舞群島周辺でタコ漁をしていた根室市の漁船5隻が17日、ロシア当局の臨検を受け国後島に連行された問題で、ロシア当局は、漁船から6トン以上の未申告のタコが見つかったと発表した。

この問題は、歯舞群島周辺で、ロシアとの協定に基づく安全操業でタコ漁をしていた漁船8隻がロシア国境警備局の「臨検」を受け、このうち、根室市・落石漁協所属の「第53春美丸」など5隻が国後島の古釜布港に連行されたもの。

ロシア当局によると、その後の調査で、漁船から6トン以上の未申告のタコが見つかったという。

これを受け、外務省は5隻の早期帰港をロシア側に申し入れているが、モスクワ入りしている茂木外相も、19日に予定しているラブロフ外相との会談で改めて申し入れることにしている。