レバノン 大規模衝突で200人超がケガ
反政府デモが続く中東レバノンで18日、デモ隊と治安部隊が衝突し、200人以上がケガをした。
ロイター通信によると、レバノンの首都ベイルートで18日、治安部隊が催涙ガスなどを使い、デモ隊の排除に乗り出した。これにデモの参加者も石を投げるなどして応戦し、大規模な衝突に発展。デモ隊の拠点となっていたテントが炎上したほか、一部のデモ参加者が暴徒化し、銀行の窓ガラスなどを破壊した。レバノンの赤十字によると、この衝突で220人以上がケガをしたという。
レバノンでは携帯電話の無料通信アプリへの課税案をきっかけに、去年10月、反政府デモが拡大。首相が辞任に追い込まれた。
その後もデモが続く一方、新政府は依然発足しておらず、混乱が続いている。