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新型ウイルス今後は…感染拡大どこまで?

2020年1月22日 5:07

中国発の新型肺炎の感染が拡大している。21日夜の深層NEWSに出演した感染症の専門家は、この肺炎をもたらすウイルスが人から人に持続的に感染するのかどうかで対応が大きく変わると指摘した。

白鴎大学・岡田晴恵教授「WHOが持続的な感染を認めて緊急事態宣言が出る状況なほど、人から人にうつっていく状況が中国で起こっているなら、春節大移動が起こりますから、各国・各地に飛び火して、そこで感染が広がっていくということもある。今なおブラックボックスなんです。私にとっては」

東京医科大学・濱田篤郎教授「最悪なシナリオは持続的な感染を繰り返して、しかも毒性が強い状況になる。ようするにSARSのような状況が起こる。これはたくさんの人が亡くなるということもあるが日本にとっては、オリンピックに影響してくる可能性もある。SARSが完全に収まるまで半年近く掛かっているわけで、これがいま起こった場合、7月・8月は目前なんで」

また、医師で衆議院議員の国光あやの氏は、感染拡大を防ぐためには疑わしい症状があったらすぐに医療機関を受診することと、医師の側も新型肺炎の患者である可能性を念頭に置いて診察することが大事だと指摘した。