アメリカ史上３例目となるトランプ大統領の弾劾裁判の審理が、日本時間２２日未明、議会上院で始まった。ワシントンから中継。

弾劾裁判の審理は、疑惑の張本人のトランプ大統領が国際会議のため海外出張中というタイミングで始まった。

弾劾裁判は、検察官役として野党・民主党の下院議員、弁護人役としてホワイトハウスの法律顧問、さらに陪審員役として、与党・共和党の上院議員が双方に質問する形で行われる。

検察官役・民主党、シフ下院議員「最も重要な問いにあなた方は答えなければならない。大統領とアメリカ国民は公正な裁判が行えるのか」

弁護人役・ホワイトハウス法律顧問「唯一の結論は、大統領は何も間違ったことはしていない」

初日のきょうは、裁判の進め方についての審理が行われている。与党側はそれぞれ３日間で冒頭陳述を終える案を出し、早々に幕引きを図る構え。

この日をダボス会議出席のためスイスで迎えたトランプ大統領は、無罪を勝ち取れると自信を見せた。

トランプ大統領「すべては完全なでっち上げだ。だからきっとうまくいくだろう」

来月４日には、大統領による国民向けの演説が予定されていて、ここまでに裁判が終わるかどうか、トランプ大統領がこの場で、無罪をアピールできるかどうかが、一つの焦点。