×

ミャンマーの少数民族武装勢力、“詐欺拠点”を一部メディアに公開

2025年2月27日 1:50
ミャンマーの少数民族武装勢力、“詐欺拠点”を一部メディアに公開

ミャンマーの少数民族武装勢力は、捜索を行った中国系犯罪組織の拠点を一部メディアに公開しました。拠点の排除をアピールする狙いがあるとみられます。

ミャンマーの少数民族武装勢力である「国境警備隊」などは、国境地帯にある中国系犯罪組織の拠点を捜索し、これまでに外国人7000人以上が解放されたとしています。

このうち「KKパーク」と呼ばれる拠点が26日、タイやミャンマーのメディアに公開されました。内部では、中国人やインド人を保護したとする一方で、「日本人は見つかっていない」と述べています。武装勢力は、保護された人々が毛布などにくるまって休んでいる様子も公開するなど拠点の一掃をアピールしています。

一方で、捜索後も拠点内部にとどまっているという中国人男性がNNNの取材に応じ、「拠点ではまだ詐欺が行われている」と証言しました。また、メディア公開が始まる前には「外出を禁じられ、カーテンをしめるように指示を受けた」と明らかにしました。武装勢力の一部には犯罪組織との癒着も指摘されていて、犯罪拠点の根絶につながるかは不透明です。

最終更新日:2025年2月27日 1:50