韓国工場火災 リチウム電池3万5000個あまりが連鎖的に発火
韓国ソウル近郊で24日、22人が死亡した工場火災で、現場に置かれていたリチウム電池3万5000個あまりが連鎖的に発火していたことがわかりました。
ソウル近郊・華城の電池工場で24日に発生した火災で、これまでに22人が亡くなったほか、依然1人の安否がわかっていません。
出火時に爆発が起きていたことが確認されていますが、消防によりますと、現場には3万5000個あまりのリチウム電池が保管されていて、1個が出火したことをきっかけに、他の電池が次々と連鎖的に爆発するような形で火が燃え広がったということです。
リチウム電池が発火すると有毒ガスが発生し、これを吸い込むと意識を失う危険があることから、多くの作業員の避難が困難になり犠牲者が増えたとみられています。
消防などは、出火の詳しい経緯を調べるとともに安全管理に問題がなかったか検証する方針です。