香港でも、日本人が乗っている大型クルーズ船で、新型コロナウイルスの検疫のため、乗客らの下船を許可しない措置がとられている。

香港で検疫を受けている大型クルーズ船「ワールド・ドリーム」は今月２日、台湾へ向けて出発したが、先月行った別のツアーの中国人客３人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明し、香港へ引き返していた。この船には日本人複数人を含む乗客・乗員約３６００人が乗っていて、検疫が終わるまで下船を許可しない措置がとられている。乗員約３０人がせきなどを訴えているが、日本人の体調に問題はないという。

中国本土での新型コロナウイルスによる感染者は２万８０１８人。死者は５６３人となっている。