米軍“自衛のため”フーシ派への攻撃続く イランに警告
アメリカ軍は4日、中東の紅海で船舶への攻撃を繰り返すイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対して、攻撃を行ったと発表しました。
アメリカ中央軍は4日、フーシ派に攻撃を行ったことを発表し、映像を公開しました。イエメンのフーシ派の支配地域から紅海を航行中の船舶へのミサイルの発射準備を確認し、自衛のための攻撃を行ったとしています。アメリカ軍は2日にもイラクとシリアにあるイラン関連の施設を報復措置として攻撃したほか、3日もイエメンのフーシ派の拠点に空爆を行っています。
サリバン大統領補佐官は4日、「イランがアメリカを直接攻撃することを選択すれば、我々は迅速かつ強力な対応をとる」と警告しました。
バイデン政権としては、イランに警告することで直接的な衝突を避けつつ、親イラン勢力による攻撃を抑止したい狙いがあるとみられます。