ハマス主張「イスラエル軍の空爆で人質約50人が死亡」空爆による死者数は7000人を超える
ガザ地区へのイスラエル軍の空爆での死者数は7000人を超えました。イスラム組織「ハマス」は、空爆により人質約50人が死亡したと主張しています。
イスラエル軍は「ハマス」が実効支配するガザ地区への空爆を続けていて、これまでの死者は7000人以上にのぼっています。また、ハマスの報道官は26日、空爆により、イスラエル側の人質約50人が死亡したと主張しました。
人質をめぐって、イスラエルの有力メディアは関係者の話として、カタールが主導する人質の解放交渉で大きな前進があったと報じました。イスラエル側は人質全員を一度に解放することを要求したということですが、これが実現するかは不透明だということです。
ガザ地区の人道危機は悪化していて、国連パレスチナ難民救済事業機関は「燃料の備蓄はほぼ枯渇し、命を救う活動を続けられなくなっている」と訴えています。
こうした中、アメリカ国防総省は26日、アメリカ軍は、イラクやシリアで16回、イランが支援するグループによって攻撃を受けたと明らかにしました。対抗措置として、シリア東部にあるイラン革命防衛隊と関連組織の2つの施設を攻撃したということです。
ホワイトハウスはまた、バイデン大統領がイランの最高指導者ハメネイ師に対し、攻撃をやめるよう「直接メッセージを送った」と述べました。