台湾外交部は、イギリスのトラス前首相が、今月16日から台湾を訪問すると発表しました。イギリスの首相経験者が台湾を訪問するのはサッチャー元首相以来、27年ぶりです。

台湾外交部によりますと、トラス前首相は、今月16日から20日までの日程で台湾を訪問し、滞在中、政府の高官などと会談するほか、17日には、シンクタンクで講演を行うとしています。

トラス前首相は、去年9月に就任後、およそ1か月半の任期で辞任しましたが、退任後も中国に対して厳しい姿勢を示していました。

トラス前首相は声明で、「台湾は自由と民主主義のシンボルだ。中国の政権の言動がより攻撃的になる中、台湾の人々と直接連携を確認することを楽しみにしている」とコメントしました。

一方、台湾外交部は、「トラス前首相は常に台湾を支援し、民主と自由を支持するよう呼びかけてくれた。台湾に対する絶大な支援と友情に感謝している。」と訪問を歓迎しています。