ラブロフ外相、ウクライナ情勢めぐり欧米諸国と応酬 国連安保理会合に議長として出席
ロシアのラブロフ外相は24日、国連の安全保障理事会の会合に議長として出席し、ウクライナ情勢をめぐり欧米諸国と応酬を繰り広げました。
国連安保理の4月の議長国として会合を主催したロシアのラブロフ外相は、ウクライナ情勢をめぐり「世界は冷戦時代よりも危険な境界に達しているかもしれない」などと述べました。
その上で、アメリカとその同盟国が外交を放棄し多国間主義への信頼が失われていると主張するなど、欧米諸国への批判を繰り返しました。これに対し、アメリカやイギリスなどが激しく反発し応酬となりました。
米・トーマスグリーンフィールド国連大使「偽善的に今日の会合を招集したロシアは、隣国ウクライナに侵攻し国連憲章と私たちが大切にする全ての価値観の核心を攻撃した」
国連では、グテーレス事務総長とラブロフ外相による会談も行われ、来月、期限切れを迎えるウクライナ産穀物の輸出合意などについて協議したということです。