汚職疑惑でペルー大統領を罷免 抵抗も…議員たちが採決強行 新大統領に副大統領が就任
南米ペルーで7日、汚職疑惑の追及を受けたペドロ・カスティージョ大統領が国会の決議により罷免され、副大統領が新たな大統領に就任しました。
カスティージョ大統領を巡っては、ペルーの検察が、公共工事の入札を不正に操作し、利益を得ていたグループを首謀していたなどとする捜査報告書をまとめ国会に提出していました。
カスティージョ大統領は7日、国会の罷免決議案の採決の数時間前に国会を一時的に閉鎖し、憲法を停止した上、新たな憲法策定に乗り出すなどと宣言しましたが、議員たちは罷免決議案の採決を強行しました。
130人いる議員のうち、101人がカスティージョ大統領の罷免に賛成し可決、ディナ・ボルアルテ副大統領が新たな大統領に就任し、宣誓をしました。ペルーで初めての女性の大統領だということです。