ブリンケン米国務長官、ゼレンスキー大統領と会談 総額10億ドルあまりの支援発表
アメリカのブリンケン国務長官は6日、ウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談し、総額10億ドルあまりの新たな支援を発表しました。
ブリンケン国務長官は6日、事前の予告なしにキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談しました。
ブリンケン国務長官
「アメリカは今後もあなた方と共に歩み続ける。バイデン大統領は、われわれの支援を力強く再確認するために、私に訪問を指示した」
会談で両者は反転攻勢についての評価や、アメリカとウクライナの長期的な安全保障協定などを協議しました。
また、アメリカ政府は訪問に合わせて、軍事支援や人道支援など総額10億ドル=1480億円あまりの追加支援も発表しました。
ブリンケン長官の訪問は、9日から始まるG20サミットを前に、ウクライナとの連帯を改めて示す狙いがあります。
一方、今回の軍事支援には劣化ウラン弾の供与が盛り込まれました。破壊力の高い劣化ウラン弾はすでにイギリスが供与していますが、ウランの微粒子が拡散し、健康被害が出るリスクが指摘されています。