ジョージ・フロイドさん死亡事件から2年 米各地で集会
黒人差別への抗議がアメリカ全土に広がるきっかけとなったジョージ・フロイドさん死亡事件から25日で2年となり、各地で集会が開かれました。
この事件は2020年5月、ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが、白人警察官に首を押さえつけられ死亡したものです。現場となった交差点では、ジョージ・フロイドさんの名前を記した道路標識が披露されました。
ミネソタ州が先月公表した調査報告書によりますと、2010年から今年2月の間で、警察による身柄拘束などの際に死亡した14人中13人が有色人種でした。報告書は、警察内で人種差別的な慣行があったとしています。
デモ参加者「政治家は本当になにもしてくれない。ジョージ・フロイドの死後、(警察に殺される)黒人らは実際に増えている」
バイデン大統領はフロイドさんの家族を招き、警察による暴力を規制する大統領令に署名しました。大統領は、「警察改革のために全力を尽くす」と強調しています。