ブレーキかけ忘れ…バスが無人でバック 警察官が飛び乗り“急停止” 中国
中国・湖南省で、無人のバスがバックする事態が起きました。運転手がバスのブレーキをかけ忘れたといいます。警察官がバスに飛び乗り急停止させ、ケガ人などは出ませんでした。
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監視カメラが一部始終を捉えていました。
バスがバックし始めると、バスの方から慌てた様子で道路を横断し警察に駆け寄る人の姿がありました。警察官がバスに向かって走っていきます。なんと、このバスは運転手が乗っていない無人の状態だったのです。
バスがバックを続ける中、1人の警察官がバスへ飛び乗ると急ブレーキをかけ、別の車にぶつかる寸前でバスが止まりました。映像には、警察官が運転席に座ってすぐにブレーキを踏む様子が捉えられていました。
ケガ人などは出ませんでした。
バスの運転手
「警察にはとても感謝している。みなさんがその場にいなかったら、どれほど危険だったかわからない。思い出すだけでも怖い」
警察によると、バスの運転手は当時、おなかが痛くて急いでトイレに行ったためブレーキをかけ忘れたということです。
その後、バス会社は人々の安全を守った警察官たちに、感謝の気持ちを表す旗を贈ったということです。