“ロックダウン解除”を発表 地下鉄やバスも再開へ 中国・上海
2か月以上ロックダウンが続いてきた中国の上海市が、6月1日の午前0時からロックダウンを解除すると発表しました。
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2か月以上ロックダウンが続いてきた中国最大の経済都市・上海。
上海市は感染者が最近確認された一部の地域を除いて、6月1日の(現地時間)午前0時からロックダウンを解除すると発表しました。市民の外出制限を原則、撤廃するということです。
また、市内の地下鉄や路線バスの運行を全面的に再開し、すべての車の走行も認めるとしています。
“ロックダウン最終日”となる31日、外出が制限された記者の自宅から街の様子を見てみると、警察が1人ずつ“通行証”を確認。最後まで徹底して取り締まりを行っていました。
記者
「警察が配達員をとめて通行証のチェックをしていますね」
上海では4月に新規感染者が2万7000人を超えましたが、31日は29人にまで減少しています。
ただ、長期の封鎖による経済への影響は深刻で、上海市は、家賃減額や電気自動車購入の補助金など、5兆7000億円規模の経済支援策を発表しています。