ゼレンスキー大統領が「住民投票」を強く非難…「国連憲章に対する最も残忍な違反」
ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、「住民投票」について「国連憲章に対する最も残忍な違反だ」と強く非難しました。
ゼレンスキー大統領「もしロシアがこの偽造された『住民投票』を承認するならば、もうロシアの大統領と話すことはない」
国連安保理の会合にオンラインで出席したゼレンスキー大統領は、「『住民投票』は領土を盗むための試みで、国連憲章に対する最も残忍な違反だ」と強く非難した上で、「ウクライナの男性をロシア軍に強制的に動員し、自分たちの祖国と戦わせようとしている」と指摘しました。
また、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は、「住民投票」を非難した上で、ロシアが併合を強行しても、国連に加盟する各国にウクライナ領土の変更を認めないよう求める決議案を近く提出することを明らかにしました。
一方、ロシアのネベンジャ国連大使は、「住民投票」の正当性を主張した上で、「ウクライナが自らの過ちを認めるまでこのプロセスを続ける」などと述べました。