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ウクライナ4州 ロシア編入問う「住民投票」始まる

2022年9月24日 2:12
ウクライナ4州 ロシア編入問う「住民投票」始まる

ウクライナ東部と南部の一部地域で23日、親ロシア派勢力がロシアへの編入の是非を問う「住民投票」を開始しました。ロシアによる実効支配を既成事実化する狙いがあるとみられます。

親露派“ドネツク人民共和国”プシリン首長「私たちはこの瞬間を8年以上も待ち望んでいました。ロシアとの統一。私たちは家に帰るのです」

「住民投票」が行われているのは、東部ドネツク州とルハンシク州の親ロシア派が支配する地域、それに侵攻後にロシア軍が占領した南部ヘルソン州とザポリージャ州の一部です。投票は、現地時間23日午前8時に始まり、27日まで続きます。

親露派支配地域の住民「私は“はい”を選ぶ。できるだけ早くロシアの傘の下に入りたい」

住民の多くが避難している中での投票で、親ロシア派側の世論調査では、投票する人のうち80%以上がロシア編入に賛成しているとの結果も出ています。

ロシアのプーチン大統領は21日、「住民投票」をめぐり、「将来に関する決定を支持する」と述べていて、2014年のクリミア併合と同様、ロシア編入を認めるという形で、実効支配を強める考えとみられます。