欧州各国で川崎病に似た症状の子ども相次ぐ
ヨーロッパ各国で、全身の血管に炎症が起きる川崎病に似た症状を示す子どもが相次いでいることがわかりました。新型コロナウイルスと関係している可能性もあるとして、WHO(=世界保健機関)も警戒を呼びかけています。
フランスの保健相は29日、公共放送のインタビューで「全身の血管に炎症を起こしている子どもが15人ほど報告されており、非常に重大に受け止めている」と述べました。
川崎病に似た症状で、現地メディアは、重症化して集中治療を受けている子どももいると伝えています。全員に持病はありませんでしたが、一部が新型コロナウイルスに感染していたということです。
同様の症例はイギリスやイタリア、スペインなどでも確認されているということです。
一方、WHOは29日、情報収集を進めるとした上で、「症状が現れるのは非常にまれだが、感染者の親は注意を払うべきだ」と述べ、警戒を呼びかけました。