欧州 子供に“川崎病似症状”コロナ関係か
ヨーロッパ各国で、全身の血管に炎症が起きる川崎病に似た症状を示す子どもが相次いでいることがわかりました。新型コロナウイルスと関係している可能性があるとして、WHO(=世界保健機関)も警戒を呼びかけています。
フランス・ベラン保健相「4月中旬以降、約15人の子どもが川崎病に似た症状を示している。この事態を重く受け止めている」
フランスの保健相はこのように述べ、全身の血管に炎症を起こす子どもが相次いでいると明らかにしました。
川崎病に似た珍しい症状で、現地メディアによりますと、重症化し集中治療を受けている子どももいると伝えています。全員に持病はありませんでしたが、一部が新型コロナウイルスに感染していたということです。
同様の症例はイギリスやイタリア、スペインなどでも確認されているということです。
一方、WHOは29日、情報収集を進めるとした上で、「症状があらわれるのは非常にまれだが、感染者の親は注意を払うべきだ」と述べ、警戒を呼びかけました。