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外出増で集団感染…“第2波”に懸念 韓国

2020年5月8日 19:37

韓国では、ゴールデンウイークの連休中、人々の外出が増えたことで、再び新型コロナウイルスの集団感染が起き、感染の“第2波”への懸念が高まっています。

韓国の保健当局によりますと、今月1日夜から2日未明にかけて、20代の会社員の男性が、ソウル市内のクラブなど5軒を訪れ、その後、陽性判定を受けました。既に行動を共にしていた友人1人に加え、クラブにいた客ら13人の陽性も判明しました。

男性の濃厚接触者は50人以上にのぼり、クラブなどに居合わせた客は、合わせて2000人規模とみられています。

保健当局は「散発的な感染事例は今後も現れる」としていますが、感染の拡大を抑え込む必要があるとして、韓国全土のクラブなどの遊興施設に8日夜から1か月間営業を自粛するよう要請しました。

韓国の国内での感染は、今月4日以降、3日連続で0人でしたが、今回の集団感染で“第2波”への懸念が高まっています。