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新型コロナ 米FDAが「抗原検査」初許可

2020年5月10日 11:58

アメリカで、新型コロナウイルスの感染を簡易診断できる「抗原検査」が初めて認可されました。

アメリカのFDA(=食品医薬品局)は9日、新型コロナウイルスでは初となる抗原検査の緊急時の使用を認可したと発表しました。

抗原検査は、鼻から綿棒でサンプルを採取しウイルス特有のタンパク質を検出するもので、PCR検査よりも低コストで短時間で結果が出るメリットがあります。

ただFDAは「陽性結果は正確だが、誤った陰性結果が出る可能性も高い」としていて陰性だった場合は、改めてPCR検査を受ける必要があるとしています。

今回、認可されたのはクイデル・コーポレーションの検査キットで、15分ほどで結果が判明しコストも低いことから、検査規模の大幅な拡大が見込まれています。抗原検査については日本でも早期の導入が検討されています。