米G7サミット 独首相は参加見送りか
アメリカのトランプ大統領が来月下旬に通常形式での開催を目指すG7(=主要7か国首脳会議)について、ドイツのメルケル首相が参加を見送る方針であるとアメリカメディアが伝えました。
来月のG7をめぐっては新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当初、ビデオ会議形式で行われることになっていました。
しかし、トランプ大統領は「正常化の象徴」として各国首脳を招いて、通常の形式で開催する意向を表明しています。
こうした中、アメリカの政治専門メディア「ポリティコ」は29日、ドイツの政府報道官が「現在の全体的な感染状況を考慮すると、メルケル首相は出席に同意できない」と述べたと伝えました。
フランスやイギリスの首脳は参加に前向きな一方、ロイター通信によりますと、カナダのトルドー首相は慎重に判断する姿勢を崩していません。
ドイツのメルケル首相が参加を見送れば、他の国の判断に影響を与える可能性もあります。