“奴隷制”主張の南軍将軍の銅像撤去へ 米
黒人差別に対する抗議デモが全米に広がる中、南部バージニア州の知事は4日南北戦争で南軍を指揮した将軍の銅像を撤去すると発表しました。
バージニア州知事が撤去の方針を明らかにしたのは、リッチモンドに設置されているリー将軍の銅像で、リー将軍は南北戦争で、黒人奴隷制を主張していた南軍の司令官を務めていました。
州知事はこの銅像について可能な限り速やかに撤去する考えを示しました。
バージニア州・ノーサム州知事「銅像は長い間設置してあるが、間違っていたし今も間違いだ」
州知事はまた、全米で黒人差別に対する抗議デモが続いていることをふまえ、「もはや奴隷制をたたえることはできない」と述べました。
銅像を巡っては、過去にも撤去を求める声があがり、落書きの被害も続いていますが、今回の黒人男性の死亡事件を受け、撤去の動きが再燃した形です。