公共交通機関避け…自転車利用が急増 仏
フランスでは、新型コロナウイルス対策の規制緩和が始まって以降、移動時の感染リスクを減らす手段として自転車が急速に普及しています。
フランスでは緩和が始まった先月中旬以降、他人と接触するおそれがある公共交通機関を避け、自転車を利用する人が急増しています。
フランス政府も新たな専用レーンの整備や最大7万円あまりの購入補助金を支給するなどして、この流れを後押ししています。自転車の利用促進のために組まれた臨時予算はおよそ72億円に上っています。
こうした措置も手伝ってか、パリ市内の自転車販売店では35万円以上する電動自転車が1日5~6台売れるなど、売れ行きが好調だということです。また、電動自転車のレンタルサービスも人気を呼んでいます。
一方、フランス当局は自転車利用の増加に伴ってパリなどで自転車が絡んだ事故が増えることを懸念し、取り締まりを強化しています。