中国集団感染…新たに44人 厳戒態勢に舵
中国・北京の食品卸売市場で起きた新型コロナウイルスの集団感染は、新たに44人の感染が確認され、感染再拡大への警戒が強まっています。
北京の衛生当局は14日、新型ウイルスの感染者が新たに44人確認されたと発表しました。44人は全て市内の卸売市場と関連していて、これまで確認された7人と合わせて、集団感染の規模は51人に拡大しています。
北京市当局は非常事態に入ったとして、市内のおよそ4万6000人にPCR検査を行う方針を示しました。
北京市では、今回の集団感染が明らかになるまで2か月近く新たな感染は抑え込んでおり、市民生活への制限の緩和に着手したところでした。
しかし、15日に予定していた学校の全面再開を延期するなど、再び厳戒態勢に舵を切っています。