「天安門事件」から31年 朝から厳戒態勢
中国で、民主化運動が武力で弾圧された天安門事件から、4日で31年です。中国・北京では、朝から厳戒態勢が敷かれる中、遺族はいまも真相究明を訴えています。
北京市内では、多くの警察官が動員され、通行人の荷物や身分証を確認する様子も見られました。
事件の遺族らは声明を発表し、「過去の過ちを認めるべきだ」などと中国政府に対応を求めています。
事件で息子を亡くした張先玲さん「私たちの子供が殺されたのはなぜなのか?政府は自分たちの罪を直視していない、聞いていないふりをしている」
また、今年は、例年、香港で行われる追悼集会が新型コロナウイルス対策を理由に許可されませんでした。
遺族の1人は、「集会禁止は当局にとって好都合で喜んでいるだろう」と反発しています。