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正恩氏批判に報復「非武装化地帯に再進出」

2020年6月16日 10:25

北朝鮮の朝鮮人民軍は16日、韓国の脱北者団体が金正恩委員長を批判するビラを飛ばしたことへの報復として、「南北の合意によって非武装化された地帯に、再び進出する」と警告しました。

金委員長の妹・与正氏は先週末、韓国の脱北者団体が金委員長を批判するビラを飛ばしたことへの報復を名目に、軍事行動を示唆しました。

これを受け、朝鮮人民軍の総参謀部は16日、国営メディアを通じ、行動計画を作成すると発表。「南北の合意によって非武装化された地帯に再び進出し、前線を要塞化する」と警告しました。

韓国・聯合ニュースは、南北協力の象徴とされる北朝鮮の開城や金剛山地域に部隊を駐留させたり、南北の軍事境界線近くから試験的に撤去した監視所を復元させたりする可能性があると伝えています。

また、朝鮮人民軍は、北朝鮮の住民が韓国を批判するビラを飛ばすことも予告していて、文在寅政権を強く圧迫しています。