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NYダウ92ドル高 失業率改善で買い優勢

2020年7月3日 7:14

2日のニューヨーク株式市場は、失業率が改善したことなどを受け、買いが優勢となり、ダウ平均株価は反発して取引を終えています。

2日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から92ドル39セント値を上げ、2万5827ドル36セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も53ポイント上げて10207.63と過去最高値を更新して取引を終えています。

この日発表された6月の雇用統計は、失業率が前の月に比べて改善し、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数も大きく増加しました。市場予想を上回る雇用の回復を受け、朝方から買いが広がり、469ドル高となる場面もありました。

ただ、アメリカ国内の新型コロナウイルスの1日あたりの感染者が5万人を超え、過去最多を更新したことなどから景気の先行きへの懸念が強まり、ダウ平均は徐々に上げ幅を縮小して、最終的には92ドル高で取引を終えています。

市場関係者は「明日から3連休となるため、取引終了にかけては当面の利益をいったん確定させる売りも出やすい状況だった」と話しています。