アメリカ政府で北朝鮮担当の特別代表を務めるビーガン国務副長官が７日午後、韓国に入りました。ビーガン副長官は、続けて日本も訪れる予定で、北朝鮮の非核化に向け、日韓との連携を強化する方針です。

ビーガン副長官は７日午後、ソウルの南方にある在韓アメリカ軍の基地を通じて、韓国に入りました。９日まで滞在し、康京和外相など韓国政府の高官と相次いで会談するほか、続けて日本を訪問し、外務省の秋葉事務次官らと会談する予定です。

ビーガン副長官は８日、北朝鮮に向けたメッセージを発表する見通しですが、これに先立ちアメリカ国務省は、「北朝鮮の最終的かつ十分に検証された非核化」に向け日韓と連携を強化すると強調し、北朝鮮をけん制しました。

一方、北朝鮮は、アメリカとの対話には応じない姿勢を示し、１１月に大統領選挙を控えるトランプ大統領を揺さぶっていて、今後の駆け引きが注目されます。