ベルギーでスウェーデン人2人が銃撃され死亡しました。捜査当局は、テロへの警戒レベルを最高レベルに引き上げたとしています。

ブリュッセルで16日、スウェーデン人2人が撃たれて死亡しました。地元メディアは、逃走中の容疑者が犯行前に「神は偉大なり」と叫んだとする目撃情報やSNS上に容疑者が「『イスラム国』の出身だ」と話す映像などが投稿されていると報じています。ただ、連邦検察当局は、イスラエルとハマスの武力衝突との関連を示す証拠はないとしています。

一方、アメリカのイリノイ州ではイスラム教徒の親子が大家にナイフで襲われ6歳の男の子が死亡する事件がおきました。アメリカのイスラム系市民団体によると親子を刺した男が「イスラム教徒は死ななければならない」と叫んだということです。バイデン大統領は16日、ユダヤ人やイスラム教徒、アラブ系アメリカ人などに危害が加えられることがないよう、対策の強化を閣僚らに指示したと明らかにしました。