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NYダウ感染拡大に歯止めかからず…警戒感

2020年7月10日 7:54

9日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことへの警戒感が強まり、ダウ平均株価は360ドルあまり下げて取引を終えています。

9日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比361ドル19セント安の2万5706ドル09セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は55.25ポイント上げて10547.75と2日連続で過去最高値を更新して取引を終えています。

この日発表された失業保険の先週の申請件数は131万4000件と、市場予想を下回る好結果でしたが、南部や西部を中心に新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことから、雇用の先行きに対する警戒感が広がりました。景気に敏感とされる資本財や金融関連株を中心に幅広く売られ、ダウ平均株価は反落して取引を終えています。

一方、ハイテク関連株は業績期待から幅広く買われ、ナスダック総合指数は2日連続で過去最高値を更新して取引を終えています。

市場関係者は、「きょうは大統領選に出馬しているバイデン氏の経済政策が発表されたが、いままでトランプ再選とみていた市場が徐々にバイデン氏の言動に反応し始めている」と話しています。