コロナ「レムデシビル投与」死亡率約6割↓
新型コロナウイルスの治療薬として日本でも使われている「レムデシビル」について、通常の治療と比べて死亡率が6割ほど低くなったとの結果が発表されました。
これは開発元の「ギリアド・サイエンシズ」が10日、発表したもので、重症患者の場合、レムデシビルを投与すると通常の治療のケースより死亡率が62%低かったということです。第3段階の臨床試験でレムデシビルを投与した312人と通常治療の818人のデータを分析した結果だとしています。
また、通常の治療で14日目までに回復したのは59%だったのに対し、投与された患者は74.4%が回復したとしています。
ギリアド社の幹部は、この秋からヨーロッパへの供給を増やし、各国への配分は感染率をもとに決めると話しています。