コンゴ民主共和国“原因不明の病気”一部でマラリアの陽性反応 WHO
アフリカ中部のコンゴ民主共和国で広がっている、インフルエンザに似た原因不明の病気について、WHO=世界保健機関は10日、一部でマラリアの検査に対し、陽性反応を示したと発表しました。
コンゴ民主共和国ではインフルエンザに似た症状を示す原因不明の病気が広がっていて、WHOによりますと、これまでに少なくとも416人が感染し、31人が死亡していて、感染者や死者のほとんどが14歳未満の子どもだということです。
WHOのテドロス事務局長は10日、感染者から採取した12検体のうち、10検体がマラリアの検査に対し陽性反応を示したことを明らかにしました。ただ、この地域はワクチンの接種率が低く、マラリアや、はしかなど様々な病気にかかりやすい状況にあるとしています。WHOは原因を特定するために、さらにサンプルを採取し調査を行う予定です。
最終更新日:2024年12月12日 3:27