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従業員から情報入手か ツイッター乗っ取り

2020年7月17日 10:54

アメリカの著名人らのツイッターアカウントが一時乗っ取られた問題で、ハッカーらがツイッターの従業員を通じて、アクセスのための情報を不正に得ていた疑いがあることが分かりました。

この問題は、オバマ前大統領やビル・ゲイツ氏らのツイッターアカウントが一時乗っ取られ、暗号資産の「ビットコイン」をだまし取ろうとする投稿が表示されたものです。

ツイッター社によりますと、これまでの調査で、ハッカーらがツイッターの内部のシステムに詳しい従業員を標的にし、アクセスのための情報を不正に得ていた疑いがあることが分かりました。この手口は、人をだましてログイン情報を提供させるなど、いわゆる「ソーシャルエンジニアリング攻撃」と呼ばれ、一部メディアは「ツイッターはセキュリティー上の脆弱(ぜいじゃく)性を露呈した」などと伝えています。

地元メディアによりますと、実際にこれまで10万ドル以上の価値のあるビットコインがだまし取られた可能性があるということです。