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コロナ重症化“約8割低下”英国の臨床試験

2020年7月21日 1:14

イギリスの製薬会社シネアジェンは20日、開発中の新型コロナウイルス治療薬を患者に投与したところ、重症化する割合が約8割低下したとの臨床試験結果を発表しました。

シネアジェンによりますと、臨床試験は、新型コロナウイルスの入院患者およそ100人を対象に行われました。治療薬を投与された患者が、人工呼吸器が必要になるか、または死亡するなどした割合は、投与しなかった患者に比べ79%低かったということです。

また、回復し、退院するまでにかかった期間も3分の2程度だったとしています。

この治療薬は、インターフェロンベータと呼ばれるタンパク質を利用したもので、投与することで「肺の免疫機能を回復させる可能性がある」ということです。