バイデン大統領の自宅などから機密文書が見つかった問題で、アメリカのホワイトハウスは9日、バイデン大統領が特別検察官による聴取を受けたと発表しました。

バイデン大統領の自宅や個人事務所からは副大統領時代の機密文書が見つかっていて、司法省は問題を捜査する「特別検察官」を任命し捜査を続けています。

ホワイトハウスによりますと、特別検察官によるバイデン氏への任意の聴取は、ホワイトハウスで8日から9日にわたって行われました。ホワイトハウスは声明で、「当初から、バイデン大統領とホワイトハウスは捜査に協力している」と強調しました。

機密文書の扱いをめぐっては、トランプ前大統領も機密文書を不正に持ち出した疑いで起訴されています。

バイデン大統領としては聴取に応じ、捜査に協力する姿勢を強調することで疑惑を払拭したい狙いがあるとみられます。