アメリカのガーランド司法長官は11日、バイデン大統領の二男・ハンター氏への捜査をめぐり、新たに特別検察官を任命しました。

特別検察官に任命されたのはバイデン大統領の二男・ハンター氏の捜査を担当してきたワイス検事で、より幅広い権限を得て捜査を行えることになります。

税金未納などの罪に問われているハンター氏は先月、罪を認めて司法取引に合意するはずでしたが、条件について検察側と折り合えず、手続きが先送りになっています。さらに外国とのビジネスをめぐる疑惑なども指摘されています。

野党・共和党は「身内への捜査が甘い」などとバイデン政権を批判していて、アメリカメディアは「特別検察官の任命は、共和党の批判に反論する狙いがある」と指摘しています。