アメリカ政府の債務上限の引き上げをめぐる問題で、バイデン政権と野党・共和党が27日、原則、合意しました。

バイデン大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長は27日、電話で会談し、債務上限を引き上げることで原則、合意しました。バイデン大統領は声明を発表し、合意について「経済を成長させながら支出を削減する重要な前進である」としています。

債務上限の引き上げをめぐっては、バイデン政権と大規模な歳出削減を求める共和党の協議が続いていて、イエレン財務長官は、早ければ来月5日に債務不履行に陥るおそれがあると警告していました。

債務上限の引き上げには議会の承認が必要で、マッカーシー下院議長は、31日に法案の採決を行う考えを示しました。