レバノン 反政府デモ激化で内閣総辞職
大規模爆発で6000人以上が死傷した中東レバノンで10日、反政府デモの激化を受けて、内閣が総辞職しました。爆発の原因究明が進まない中、混乱ばかりが広がっています。
先週4日の爆発に対し、レバノン国内では、政府の怠慢や腐敗が大惨事につながったとして、連日、反政府デモが行われています。背景には国民の根強い政治不信があり、治安部隊との衝突で多数の死傷者が出るなど、爆発をきっかけにデモは激化しています。
こうした世論を受けて、閣僚が相次いで辞任を表明。政権の維持が困難になったディアブ首相は10日、内閣総辞職を発表しました。
大規模爆発からまもなく1週間がたちますが、爆発の原因究明が進まない中、混乱ばかりが広がっています。