周庭さんら逮捕 国際社会で批判広がる
香港の民主活動家・周庭さんらが相次いで逮捕されたことについて、国際社会で批判が広がっています。
香港では10日、民主活動家の周庭さんや中国に批判的な香港の新聞「リンゴ日報」の創業者ら10人が一斉に逮捕されました。
これについてアメリカのポンペオ国務長官が、「中国共産党が香港の自由を骨抜きにし、国民の権利を侵害している」と強く批判したほか、菅官房長官も「重大な懸念を有している」と述べました。
一方、香港では、摘発を受けた「リンゴ日報」が紙面で徹底抗戦を宣言。支持する香港市民らが早朝から新聞を購入するため行列を作りました。
また、SNSでの呼びかけを受けて、関連会社の株を買う動きも広がり、株価は10倍以上に高騰。当局がデモを厳しく制限する中、新たな形で抗議の意思を示す活動が広がっています。