台湾「桃園国際空港」で初の軍事演習 蔡英文総統も視察「防衛力を持続的に強化する必要がある」
台湾の国際空港で初めて中国の軍事侵攻を想定した演習が行われました。
台湾北部の桃園国際空港では、中国軍による襲撃を想定し、空港を防衛する演習が行われました。空港は、およそ30分間、航空機の発着ができなくなり、一部の便に影響が出たということです。
桃園国際空港は海岸から近く、台北市内にある総統府まで1時間ほどの距離にあり、中国軍の上陸目標となる可能性があるということです。
桃園国際空港で、こうした演習が行われるのは初めてで、中国の軍事圧力の高まりを反映しているとみられています。
蔡英文総統も演習の視察に訪れ、「インフラ施設は、国家の安全と市民生活に密接に関わっているため、防衛力を持続的に強化する必要がある」と訴えました。