蔡英文総統がアメリカ訪問へ 台湾総統府が外交日程を発表
台湾総統府は、蔡英文総統が、今月29日からの中米訪問に合わせ、アメリカを訪れるという外交日程を発表しました。
台湾総統府によりますと、蔡英文総統は、今月29日に台湾を出発し、翌日にはアメリカ・ニューヨークを訪問します。
その後、中米のグアテマラとベリーズを歴訪したのち、来月5日に、ロサンゼルスを訪れるということです。
台湾と外交関係を結ぶグアテマラとベリーズでは、それぞれ大統領と首相との会談が予定されているとしています。
蔡総統の訪米を巡っては、中米訪問に合わせて、アメリカを訪れ、マッカーシー下院議長との会談や講演を予定していると報じられていましたが、台湾総統府は、アメリカ政府高官との会談の有無についても明らかにしていません。
これに対し、中国外務省は21日の会見で「いかなる形であれ、米台の公的な往来に断固反対する」とし、アメリカ側に厳正に抗議したと明らかにしました。
そのうえで「台湾独立に活路はなく、外部勢力と結託して独立の挑発を企てる計画と妄想は、必ず失敗に終わる」と反発しています。