相次ぐ北朝鮮ミサイルで国連安保理が緊急会合 米と中国・ロシアが非難の応酬に
北朝鮮が弾道ミサイルを相次いで発射したことを受け、国連の安全保障理事会は4日、緊急会合を開きましたが、アメリカと中国・ロシアによる非難の応酬となり、一致した対応はとれませんでした。
アメリカ トーマスグリーンフィールド国連大使「北朝鮮は安保理の2つの理事国から全面的な保護を享受している。これらの理事国は、北朝鮮の度重なる違反を正当化し、北朝鮮が安保理を馬鹿にすることを手助けしている」
アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は、北朝鮮に対する制裁緩和を求める中国とロシアを強く批判した上で、「いまこそ安保理の結束が求められている」と訴えました。
これに対し中国とロシアはアメリカと韓国が行っている合同軍事演習が緊張をあおっていると主張するなど、非難の応酬となり、安保理として一致した対応をとることはできませんでした。
会合後、日本やアメリカなど12か国が北朝鮮を非難する共同声明を発表しました。