イスラエル国防相“ガザ南部ハンユニスの地上作戦完了しつつある” さらに南に軍を進める考え示す
イスラエルの国防相は1日、パレスチナ自治区ガザ地区南部のハンユニスで、地上作戦が完了しつつあると述べ、今後さらに南に軍を進める考えを示しました。
AP通信などによりますとイスラエルのガラント国防相は1日、ガザ地区南部ハンユニスで前線部隊を視察しました。
ガラント国防相は、「イスラム組織ハマスのハンユニス部隊はイスラエル軍に抵抗すると豪語していたが、きょう解体された」と述べ、ハンユニスでの作戦が完了しつつあるとの認識を示しました。
今後、エジプトとの境界にあるラファまで軍を進め「テロリストを殲滅する」と強硬姿勢を鮮明にしています。
こうした中、ロイター通信によりますと、職員がハマスの攻撃に関与した疑いで一部の国から資金拠出が停止されているUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は1日、このまま停止が続けば、今月末にも活動停止を余儀なくされる公算が大きいと、明らかにしました。
ガザ地区以外の周辺地域での活動もできなくなるとして資金拠出の再開を求めています。