アメリカの航空当局は、ボーイング社の旅客機「737MAX9」の運航の一時停止を命じました。

ボーイング社の旅客機「737MAX9」をめぐっては5日、アラスカ航空が運航する旅客機がアメリカ・オレゴン州のポートランド空港を離陸したあと、機体の一部が吹き飛び、引き返して緊急着陸する事故がありました。

FAA（＝アメリカ連邦航空局）は6日、ボーイング社の旅客機「737MAX9」の緊急一斉点検と運航の一時停止を命じました。171機が対象になるということです。

ロイター通信などによると、事故を起こした機体は去年10月下旬にアラスカ航空に納入されたばかりでした。

ボーイングの「737MAX」は2018年と19年に相次いで墜落事故を起こし、一時、世界で運航が停止する事態となりました。