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羽田空港衝突事故 海保機機長、前日に7時間飛行 海保側“問題のある勤務時間ではない”

2024年1月6日 15:46

羽田空港で日本航空の航空機と衝突した海上保安庁機の機長が事故前日、別の機体でおよそ7時間、飛行し中国の海洋調査船の監視業務を行っていたことがわかりました。海保側は問題のある勤務時間ではないとしています。

海上保安庁によりますと羽田空港で日航機と海保機が衝突した事故で海保機の機長が事故前日の今月1日中国の海洋調査船への対応で日本最南端の沖ノ鳥島周辺海域で監視業務を行っていたということです。

機長は、1日の午前10時に羽田を出発し午後5時10分に戻ったといい7時間10分の飛行でした。そして翌日2日、能登半島地震の被災地に支援物資を運ぶため羽田から新潟に向け出発しようとしていた午後5時47分ごろに衝突事故が発生しました。

去年12月31日時点で総飛行時間は3641時間1分、機長歴は4年11か月で何度も羽田からの離陸も経験していて前日の7時間を超える飛行や2日連続の勤務も問題はないということです。

事故原因を調査している運輸安全委員会は当時の体調などについても確認するとみられます。