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ガザ地区「難民キャンプ」空爆 “ハマス地下施設”標的も…多くの民間人が犠牲に

2023年11月1日 20:03

イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ地区にある難民キャンプを空爆しました。ハマスの地下施設を攻撃したと主張していますが、多くの民間人が犠牲になっていて、少なくとも50人以上が死亡したとみられます。

   ◇◇◇

10月31日、狭い路地を足早に進んでいくカメラ。その先に広がっていたのは一面のがれきでした。ガザ地区の難民キャンプの一画がイスラエル軍の空爆を受けたのです。立ち尽くした人々の視線の先には巨大なクレーターがありました。

「ジャバリア難民キャンプが…この一画すべてが消えてしまった」
「あの建物には女の子が取り残されている。下りられなくなっている」

今回、空爆を受けたのはガザ地区で最大とされ、11万人以上が登録されているジャバリア難民キャンプ。上空から捉えた写真を見ると、空爆地点周辺は多くの建物が密集していることがわかります。

助け出される人がいる一方で、複数の集合住宅が完全に破壊され、多くの犠牲者がでています。近くの病院にはけが人が次々と運び込まれ、騒然としていました。

「何百人もけが人がいる」

治療を受ける小さな子ども。スペースが足りず、そこかしこで治療が行われています。床に横たわるけが人の姿も。病院の外には、袋に入れられたたくさんの遺体がありました。

子どもたちを失った女性
「神よ。我らに耐える力を与えたまえ」

ロイター通信は、パレスチナ側の発表として50人以上が死亡し、約150人がけがをしたと報じています。また、ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」は400人が死傷したと主張しています。

なぜ、難民キャンプが空爆されたのでしょうか?

イスラエル軍は住宅の下にあったハマスの地下施設や、トンネルを攻撃の標的にしたとしています。また、多くの戦闘員とともに、ハマスの司令官を殺害したと主張しました。

ハマスの地下トンネルは、ガザ地区全土、約500キロにわたり張り巡らされ、移動や武器の保管などにも使われているとされています。2021年にイスラエル軍が破壊したとする地下トンネルの地図では、100キロ以上あるとされますが、全容はわかっていません。

こうした中、イスラエル軍は10月31日、司令官の音声メッセージを新たに公開しました。

イスラエル軍司令官
「私たちは路地でもトンネルでも必要とされる場所なら、どこでも戦う」

日本時間1日午後2時すぎに、イスラエル軍は新たな映像を公開しました。廃墟と化した町中で兵士が移動したり、発砲したりしています。すでにガザ市の住宅街に入り、ハマス側と交戦が続いているとみられるイスラエル軍の地上部隊。戦闘が激しさを増す中で、民間人の犠牲者がさらに増えることが懸念されています。